2010年 2月記事一覧

子どもの貧困対策 卒業クライシス(危機)への迅速な対応を!

2010年 2月 26日,金曜日 Posted in 斉藤 進のエッセイ |

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長妻厚生労働大臣の後ろに見えるのが、私です。高校生から緊急要望書を頂きました。

 9日、国会内で「子どもの貧困:中学・高校生の卒業クライシス(危機)について」をテーマに、定時制で学ぶ女子高校生4人と、生徒さんの窮状を間近で見ている定時制高校の2人の先生、自身が一人親家庭に育ったため、卒業や進学について大変な思いをされてきた、あしなが育英会の大学奨学生の方々から、子どもたちを取り巻く現状について、お話を聞きました。

 経済的理由で学費を納付できず、卒業することが危ぶまれている高校生が増加しています。自分自身のこと、周囲の友人達についてのお話からは、「働かないと生活できないために退学せざるを得ない」「生活困窮による授業料滞納のため卒業できない」「経済的理由で進学をあきらめる」「交通費が払えずに通学できない」「給食費・修学旅行費が払えない」「生活のために非正規雇用の厳しい労働条件下で働き続けて体調を悪化させる」「家計負担が少ない定時制高校の志望者が増えて希望しても入れない」といった、子どもたちの暮らしを崩壊させ、学ぶ機会を奪う貧困の実態が明らかになりました。

 途中から、長妻昭厚生労働大臣、山井和則厚生労働政務官、高井美穂文部科学大臣政務官が駆けつけ、このような中・高校生の現状を救うために緊急対策を講じるよう、高校生の方々から、この問題を解決してほしいという、緊急要望書が手渡されました。

 要望書では、今年4月から実施予定の高校授業料の実質無償化が、多くの生活苦に喘ぐ子どもたちに学ぶ権利の保障を進めるものとして評価されていました。

 そのうえで、この制度が開始される以前のまさにいま現在の問題として、少なくない子どもたちが経済的な理由による学費滞納で出席停止処分を受ける、卒業証書を渡してもらえないという危機に直面していると指摘。厳しい雇用情勢の下、中退となってしまった場合の将来の苦労は容易に想像できるとして、文部科学省・厚生労働省が連携して、都道府県の教育委員会、公立・私立の高等学校、授業料を滞納している高校生とその保護者に対して、授業料減免・奨学金・公的貸付などの既存施策の活用をきめ細かく周知し促し、今年度末に経済的理由による学費滞納によって卒業させられない高校生が一人も生まれないようにしてくださいとの要請がありました。

 その結果、3日後の12日に、厚生労働省は保護者の失業などで授業料を払えなくなった高校生が授業料滞納を理由に卒業できない事態に対し、滞納分を無利子で借りられるようにするため、都道府県の社会福祉協議会が国の補助を受けて実施している「生活福祉資金貸付制度」に特例を設けることとしました。

 同制度は低所得世帯などを対象にする貸し付けで、高校生の場合、教育支援としては月3万5000円以内を無利子で貸し付けています。滞納した授業料はこれまで範囲外でしたが、特例措置では貸し付け条件を緩和し、2009年度に限り、必要な滞納額を一括して貸し付けることになりました。貸付金額は1カ月当たり3万5000円以内です。

 高校生たちの窮状を打開すべく、長妻大臣以下、政務三役が精力的に各部署に働きかけ、厚生労働省が迅速な対応を行った結果といえます。これまでこのようなスピーディーな取り組みを私は見たことがありませんでした。私は、改めて政権交代の「国民生活のために、不可能を可能にする政治が始まった」ことを実感した次第です。

 貧困対策は多くの施策とつながっています。政権一丸となって、保護者の就労支援といった雇用の問題、学費や学校制度のありかた、生活支援や医療など、全て連携をさせた形で対策を行って参ります。貧困、そして子どもにつながる貧困は、政治の責任です。生活保護世帯における母子加算手当ての復活や、新しく出来た、父子家庭への児童扶養手当制度の創設は、その一端です。

 貧困家庭の子どもや若者の問題を抜本的に解消するための大きな一歩となる、「子どもの貧困対策基本法」の制定に向け、頑張ります。

※ 3月2日までの報告では、生活福祉資金の特例により、66件の貸付が決定され、現在32人の高校生が卒業できるようになりました。日々、その人数は増えております。

子ども手当、法案審議始まる

2010年 2月 25日,木曜日 Posted in 今日の斉藤 進 |

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 浜松まつりの今年のポスターです。去年の版画調のものも良かったですが、今回のポスターも躍動感があっていいですね!

 早速、議員会館(国会の事務所)の部屋にも貼りました。他県選出の議員からも、「連休に浜松行ってみたいね」と言われています。自町では今週からラッパの練習が始まりました。真ん中の娘が、今春小学校に上がるので、子供会のラッパの練習に加わることが出来るようになりました。私も候補者の時は、時間のある限り小学生の長男と一緒にラッパの練習に参加していましたが、今年は国会のスケジュールにがんじがらめになり、家からの電話で「今日の練習おもしろかったよ」「音が出たよ」といった話を聞いているだけとなりました。

 そろそろ会所開きも始まる時期ですが、自分も以前のようにラッパの練習をしたいなぁ、と思った次第です。後ろにお祭りのラッパが飾ってあるのがわかります?

 毎日、目が回るような忙しさです。民主党が政権公約の目玉施策として打ち出した「平成22年度における子ども手当の支給に関する法律案」が今週初めに本会議に上程され、私の所属する厚生労働委員会でも審議が始まりました。内容としては、次代の社会を担う子どもの育ちを支援するため、平成22年度において、中学校終了前までの子ども1人につき、月額1万3千円の子ども手当てを支給する制度を創設するものです。(再来年度以降は倍の金額である満額を予定しているため、単年度法案として提出) 

 欧州諸国では既に行われている制度で、子ども手当て以外にも手厚い子育て支援給付が行われ、出生率も回復している国々がある中、世界最速のスピードで進むわが国の少子高齢化に対処するためにも、出来うる限りの政策を打っていこうという思いで、この法案が上程された次第です。

 子育てや教育に係る経済的な理由からお子さんを生み育てるという希望が叶わないご家庭が多い中、その一助になればと期待している制度です。親御さんのいないお子さんや施設で養護を受けているお子さんについても、この支援がご本人に行き届くように、制度整備や整合性について委員会で審議しているところです。同時に不妊治療・生殖補助医療に係る補助の拡充についても意見が出されています。

 今日は、本会議に「子ども手当法案」同様、目玉施策となっている「高校授業料無償化法案」が提出され、質問等が行われますが、自民党による議会運営委員長の解任決議や、横路衆院議長の解任決議が突如提出されることになったので、この法案審議が始まるのは深夜になりそうです。

 私は国会にいるときは大体、夜10時半や11時過ぎまで事務所で仕事をしているので大したことではありませんが、年配の議員の方々は、やはり体に応えるようです。毎朝8時からの厚生労働省や内閣府との政策会議などでの折衝もあり、この仕事は体力勝負、健康第一だと毎日のように思わされる次第です。土、日、可能であれば月曜日も地元に戻り今も各ご家庭をご意見・ご要望を頂くご挨拶で回らせていただいたり、多くの様々な会合に出席させていただいています。学校の卒業式での挨拶のご案内なども頂いてますが、突如、国会の日程が入りご迷惑をおかけしてしまうことも・・・ 

 「来週も徹夜国会を覚悟してスケジュール組みをするよう」に国会対策委員長から言われたところです。何のために、誰のために政治を行うのかを常に忘れることなく、より良い日本を目指して頑張っていきます。

 明朝9時より、私は経済産業大臣を相手として、予算委員会分科会において地元浜松でご要望を頂いていた、産業施策にかかわる問題や中小企業支援施策について直接問い正します。

 地元や全国の慢性骨髄性白血病の患者である当事者の方々や、そのご家族の方々、また、その他グリベックに代表される分子標的薬を利用される方々についての医療費負担軽減のご要望を頂いていた質問は、近日中に厚生労働委員会で審議される「医療保険制度の安定的な運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律案」の質疑のときに、高額療養費制度や難病指定等の議論を踏まえて行いたいと考えています。

党首討論

2010年 2月 17日,水曜日 Posted in 今日の斉藤 進 |

 ここ毎日、厚生労働関係の課題だけではなく、地元浜松に戻ったときに各産業の代表の方々や商工業者の方々から頂いている、経済・産業に関連したご要望、農業に関する新制度のスキームなどについて各関係省庁と折衝を繰り返しています。

 候補者の時と比べれば、ダイレクトに様々な制度に関する反応が各担当部署から頂けると同時に、厚労省の政策会議で提案したことや、子どもの貧困施策に関しても授業料が払えずに高校の中途退学を覚悟していたお子さんたちに対しても、今ある制度を援用して、学費の緊急貸付ができるようになるなど、かなりのスピード感をもって、問題解決にあたれることの有難みを実感している次第です。

 そんな合間を縫って鳩山首相と自民党谷垣総裁の党首討論を聞きにいきました。私としては、「現在の極端なデフレをどのように克服し、景気の足を引っ張っている円高を是正するためにどのような政策を総動員するのか」「世界最速の勢いで進む少子高齢化に社会保障財源の兼ね合いを見つつどのように対応するのか」などといった議論を非常に期待していたのですが・・・結局、政治とカネの質疑を聞くことになりました。野党としてこの問題を取り上げることは当然のことなのでしょうが、本会議や予算委員会、集中審議や職務の分掌としては全く関係のない厚生労働委員会、その他各委員会でもこの話が幾度となく取り上げられています。新人議員の率直な感想としては、せめて党首討論でだけでも、喫緊の課題、長期的展望に立った理念や政策の質疑をしてほしい、それを土台にお互いが描く、この国の未来を見据えた真摯な思いをぶつけあってほしいと思いました。

 二大政党を目指して切磋琢磨し政策論議を深めることにより、この国はより良い方向へと舵を切っていくと確信しています。この瞬間、瞬間も、極端に高い投薬を強いられる方々、医療や介護、雇用などで待ったなしの様々な苦しい思いをしておられる方がいらっしゃる中、生活に係る多くの諸課題を解決していかなければなりません。その意味で、前向きで活力のある党首討論が行われることを期待しつつ、私も全力を尽くして参ります。